東京女子医科大学の野中先生、大阪国際がんセンターの金坂先生、岡山協立病院の若槻先生の３名のエキスパートの先生にディスカッションいただきました。ビデオライブの動画を用いて胃病変の拡大内視鏡診断をクイズ形式に出題し、①視聴者の皆様（アンサーパッド）、②エキスパート、③M-NBI AI（AI Medical serviceと順天堂大学が共同開発）の読影結果を提示していただきました。

1例目は除菌後胃がんは拡大診断が難しい事があることが勉強になりました。DLの有無、微小血管構造、微表面細構造では一見非癌と考えられ、遠景での観察の重要性を再確認しました。2例目の症例は検査前の変化は胃癌を考えるが、その後の症例は非癌であり特殊な症例で勉強になりました。3例目は胃底腺型胃癌の症例ですが、white　Light、遠景では癌は明らかですが、拡大では判断が難しいと考えました。

本セミナーを通じて胃拡大内視鏡による胃癌診断の精度向上に役立てていこうと考えております。